スズメバチの巣を自分で安全に駆除するこんな方法
スズメバチの巣を見つけたら、慌てて自分で駆除したくなる人もいるでしょう。でも、素人がむやみにスズメバチの巣を刺激するととても危険です。
ここでは、スズメバチの巣を安全に駆除するために必要な物、方法をまとめています。
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スズメバチの巣を自分で安全に駆除できる条件
スズメバチの巣の駆除を自分で安全に行うには、この条件がそろわないといけません。
駆除するのは4~6月まで
スズメバチの巣を自分で安全に駆除できるのは4月から6月までです。7月以降は働き蜂が急増するので、むやみに刺激をすると刺されてしまいます。
巣の大きさは10センチ以下
安全に駆除できるスズメバチの巣の大きさは、10センチ以下の作り始めの巣です。これ以上大きくなるとスズメバチの数が増えて、刺激をするとスズメバチに襲われる危険が多くなります。10センチというと、個人差はありますが、成人男性の握りこぶしを目安にして、それよりも大きいものは、素人が自分で駆除するのは危険です。
また、巣の形も重要です。
六角形の巣穴が見えている状態
ろうと状、逆さまのとっくりの様な形
大きくなるほど丸くなっていくので、丸い巣はハチの数が多くなり危険です。
スズメバチの巣を駆除するのは夕方以降
暗くなると、スズメバチが巣に戻り活動が鈍くなるので、巣ごとスズメバチを駆除するには最適の時間です。
以前、自宅の壁にハチの巣ができた時に、まだ巣の大きさが小さかったこともありますが、ハチの種類も確認しないで駆除してしまいました。運よくハチが襲って来ることはなかったですが、今思うと無謀だったとゾッとします。
自分でスズメバチの巣を駆除するには、しっかりとした準備が必要です。
スズメバチの巣を自分で安全に駆除するための準備
まずは服装です。ハチが襲ってきても刺されないように全身を防護します。
【防護服】
安全にスズメバチの巣の駆除をするには、スズメバチに刺されないように防護服を着るのが確実です。
貸し出している自治体もありますが、購入するには高価なので入手は困難です。
厚手の長袖、長ズボンにレインコートで代用する手もありますが、
手袋と長靴で全身隙間なくスズメバチが入り込まないようにしましょう。
どちらにしても服装は白色です。黒っぽい服はスズメバチに攻撃されてしまいます。
【頭を防護する】
よく、TVで見かけるハチ駆除業者や養蜂家が被っている防蜂ネットは数千円で買えます。
ヘルメットや厚手の帽子で代用もできますが、顔全体を隠さないとスズメバチに刺されてしまいます。
【スズメバチ駆除の殺虫剤】
蜂専用のスプレータイプの殺虫剤をホームセンターや通販で用意しましょう。
【長い棒】
スズメバチの巣を落とすために長い棒を用意しましょう。素手でハチの巣を掴んだりしてはいけません。
【懐中電灯】
スズメバチの巣を駆除するのは夕方から夜間なので、懐中電灯を準備しましょう。そのままだと懐中電灯の明かりにスズメバチが集まって来るので、赤いセロファンをライトの部分に張ります。
【ごみ袋】
駆除したスズメバチの巣を捨てるためのごみ袋を用意しましょう。
スズメバチの巣を自分で安全に駆除する手順
【殺虫剤を遠くから噴射】
スズメバチ用の殺虫剤を、2~3メートル離れた所から巣の表面に噴射します。この時、スズメバチが飛んで来ますが、慌てずに冷静に噴射し続けましょう。
【巣に近づいて噴射】
殺虫剤がスズメバチに効いているので、近づいて巣の入り口から中に噴射します。飛んできたスズメバチにも殺虫剤を噴射して駆除します。
【巣を落とす】
長い棒で巣を落とします。巣の下にごみ袋を広げておきましょう。
【予防する】
スズメバチの巣を駆除したら、巣のあった場所に殺虫剤を噴射しておくと予防になります。
スズメバチの巣を自分で駆除できない場合
自分でスズメバチの巣を安全に駆除するには
・4~6月中
・巣の大さが10センチ以下
・夕方から夜間に駆除
・防護服を用意
この条件を満たした上で慎重に作業しなければいけません。
この条件に合わない場合
・7月以降
・巣が大きい
・夜間に駆除できない
・防護服がない
・巣がどこだか分からない
という場合はスズメバチの巣駆除業者に依頼しましょう。
すぐに駆けつけてスズメバチの巣を駆除してくれる業者があります。